薪ストーブ・間違い無く二重煙突が良い理由
みなさんこんにちは。今日もjya-jyaのログ生活♪へお越し頂きありがとうございます。
今回は薪ストーブの煙突についてのお話です。何か煙突って脇役的な存在ですがそんなこと無い、重要なアイテムです。
これから「薪ストーブを始める!」って方にアドバイス的な内容になってますので、最後までおつきあいください。
煙突が付いてそれらしくなる屋根
前回の「ログハウス建てたい! 第7話」では、無事にフィンランドからログ材も到着し、家の目の前に有った電柱の引き抜き作業をお伝えしましたが、そこからはみるみるうちに家の形が出来てきたのでした。
jya-jyaloghouse.hatenablog.com
またまた仕事を抜け出し、状況確認の為建築現場へ。もう屋根に煙突の外側が出来上がり取り付けが終わっていました。
まだこの状態では中に薪ストーブの煙突本体は入っておらず、本当に側だけです。薪ストーブの煙突本体が、むき出しでも良かったんですが、奥さん曰く「味気ない」と。
あと他にも重要な理由もあるのです!
予算の事もあったんですが、後から追加出来る代物でも無いですからね・・・・。
煙突を付ける前はこんな感じで・・・
煙突本体を付けるとこうなります。
因みに我が家は煙突を二重煙突にしてもらいました。
エアパッキン付いてて何だかわかりませんね・・・・。
そこで、今日お伝えしたいのは煙突の種類、シングル煙突と二重煙突のお話です。
薪ストーブの煙突にはシングル煙突と二重煙突の 2種類がある
先程から「二重煙突」と言う言葉が何回か出てきましたが、「一体何の事?」と、そろそろ思われてきた方もいらっしゃると思います。
そもそも薪ストーブの煙突にはシングル煙突と二重煙突の2種類があります。
【 シングル煙突】
シングル煙突は簡単に言えば、薪ストーブ本体から直に屋根の上まで、一本の大きな円筒(煙突)で出来ていると言えば分かりやすいでしょうか?
【二重煙突】
それに対して二重煙突は、薪ストーブ本体からある程度の所まではシングル(一本の円筒)で、途中からその周りにもう一つカバーの様な円筒が付いて二重になっていて、それが屋根の上まで伸びている物が二重煙突という物です。
写真提供安心の煙突システム | 北欧直販|薪ストーブと煙突の設置・施工
それぞれのメリット・デメリットは?
2種類の煙突が存在するという事は何かしら理由があります。ここではそのメリット・デメリットをご紹介します。
【シングル煙突のメリット・デメリット】
メリットとして書けるのは「施工費用が二重煙突より安く済む」だけです!
簡易的な薪ストーブ(よく昔お家にあったような物)ではよく使われていますね。
対してデメリットは沢山あります!
一番は外気で煙突が冷めやすいという点です。
何故煙突が冷めやすいといけないのかというと、煙突内が冷えてしまうと薪を燃やした際に発生しているタールや煤(すす)が冷え固まり、こびり付きやすくなる為です。そのこびり付いたタールや煤が次第に段々と大きくなり煙突内を狭くし、引いてはストーブが燃焼した熱により引火・火災の原因に繋がります。
また煙突内部が狭くなることにより、排煙性能が低下し薪ストーブが良く燃えなくなります。
そして、もう一つのデメリット。それはシングル煙突は外側に発する熱により家具や、壁などの可燃物を燃やしかねない事です。
あまりいい事無いんですね。。。。
【二重煙突のメリット・デメリット】
続いてシングル煙突に対して二重煙突はどうでしょうか。先ずはメリットから。
先ほどのシングル煙突のデメリットを逆にメリットに変えてくれます。
二重煙突は排気煙が冷めにくい為、煙突内にタールや煤が付きにくく薪ストーブが持つ性能をフルに発揮してくれます。また、我が家の様に更に外側に大きな四角い囲いを作ることで、その効果を更に発揮できます!
万が一内部で引火しても耐久性に優れている為、火災などの大惨事には至らない可能性が高いと言われています。
先の写真左側のように不燃性の断熱材が入っているタイプもあります。
デメリットはその費用。一概には言えませんが何十万とかかるケースもあります。場合によってはストーブ本体よりも高く付くケースがあるそうです。
その内訳は煙突本体価格と施工費用となります。
シングル煙突と二重煙突のまとめ
前記したとおり薪ストーブには2種類の煙突が存在しますが、現在主流になっているのは二重煙突です。最近は二重煙突にするのが一般的です。
取り付け費用はそれなりに高く付きますが、ストーブの性能を引き出すことや、火災から家を守る事、安全性を考えれば迷わず二重煙突を選ぶべきと考えます。
我が家は煙突もきちんとダクトが付きました。
我が家はここから二重になってます。
何故我が家は下の部分をシングルにしたか
あれだけ二重煙突が良いとされてるのに、我が家は途中までシングルにしたかというと・・・
①直近に燃焼する物が無かったから
②室内だと煙突は冷えにくく、タールや煤が固まるリスクが低いから
③シングル部分の煙突の熱の放射で1Fが暖まるスピードが速くなるから
④途中までシングルにすることで費用が抑えられるから
・・・という理由でした。
如何でしたか?今回は薪ストーブの脇役的な存在の煙突に焦点を当ててみました。
薪ストーブ本体と、煙突だけで場合によっては、おそらく100万円近く費用がかかります。ですが普通のFF式ストーブやファンヒーターには敵わない暖かさと安らぎ、そして至福の時間を味わうことが出来ます。
きっと普段からひと味違う日常を求めいる方には満足して頂けると思います。
今まさに薪ストーブを検討している皆さん、これから新築、リフォームを考えてる皆さん、さてどうしますか?
過去のブログで薪ストーブのこと書いてます。併せてご覧頂き良さを感じて下さい。
jya-jyaloghouse.hatenablog.com
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↑↑皆さんも色々工夫されてて参考になります
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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
週も後半!もう少し頑張りましょうね!